宮本笑里 NHK 「旅のチカラ 」を見て
きのう、なぜ 五嶋みどりさんのドキュメンタリー番組のことを書いたのは、数日前、NHKで 宮本笑里さんの
ドキュメンタリー風な番組をやっていたから。
11月22日(木)
午後9時00分~10時00分
旅のチカラ「“自分だけの音”を探して~宮本笑里・ベルギー~」
デビュー5年の節目を迎えたヴァイオリニスト・宮本笑里さんが「自分だけの音」を求めてベルギーへ。さまざまな音楽を自分のスタイルに取り込む「ヴァイオリンの怪人」ロビー・ラカトシュ氏のレッスンを受ける。ラカトシュ氏のルーツであるロマ音楽の伝統や、さまざまな苦難を乗り越えて音楽活動を続ける仲間たちとの出会い。音楽家として生きる決意を新たにした宮本さんは、コンサートでラカトシュ氏との夢の共演に挑む。
ドキュメンタリー風、旅番組 と言ったところでしょうか?
この番組、ほんと よくできてます。
偶然を装ってはいるけれど、最初にきちんと 脚本があって それに添って 出演者が そのように演技しているのでは? と思ってしまうほど(^^;)
最初に エミリちゃんのチャルダッシュの演奏があります。
確かに 私のような (好きだけど)バイオリン素人でも ”う~ん、楽譜どうりあってるんだけど、なんか、つまんない” と わかる演奏を聞かせます。
彼女も そのことを気にしていて 自分だけの音楽を捜したい、と ロビー・カトラシュに 師事を仰ぎます。
が、なかなか、うまくいかない。
悩んで、お父さんの元オーボエ奏者に電話をかけて 相談したりしてる。
でも・・・・・・・ これが もし、演技だったら・・・・・ うますぎる。 (女優業に転業するか?)
結果、最後、ライブハウスで、 ロビー・カトラシュ氏と 鬼気迫るチャルダッシュの演奏。
しかし、神尾真由子の演奏のような壮絶な力強さでは なく、
と、いって 五嶋みどりのような 自分の内へ内へと深く入っていくような演奏ではないが、
とにかく、楽しいのだ。
聴いているこちらの気持ちが UP UPして 「エミリちゃん♪ スゴイぞ!ヒュー!ヒュー♪(^O^)」
みたいな。
終わった後、エミリちゃん、「達成感♪、楽しかった。こんな感じ初めて~。」と。
共演したカトラシュも 「おめでとう♪ 君の音だった。」と 賛美してた。
「良かったね♪ エミリちゃん♡」 なんて 応援したくなる。
でも つくづく、 可愛らしい。 美しいお顔立ち。
『もう、エミリちゃん、 顔で 売っていこう。 バイオリンの方は オプションっでいいよ。』
なんて 下世話な芸能事務所の おっさんのようなことを 一瞬でも考えてしまった おばさんを許してね。
あらっ? まんまとNHKの手法にはまった? ディレクタの「どや?」って顔が浮かびそう。。。
by chisa714piano | 2012-11-30 10:57 | 音楽